私が会社を継いだ理由(わけ)
石政佐藤石材(有) 4代目・佐藤裕基社長
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- 2024年03月19日(火)
- 偉人伝
プライベートでは2児の父親でもある裕基さん。
育メンを目指し、日々家事に育児に奮闘中。
2023年、岐阜県多治見市生田町にある石政佐藤石材は創業100周年を迎え、4代目社長に佐藤裕基さん(35)が就任しました。
「学生時代は『石屋の息子』と言われるのが嫌で、正直会社を継ぐつもりは全くなかったです。もともと建築や土木などものづくりの仕事に関心があったため、大学は土木学科を専攻し、卒業後は総合設備会社でインフラ設備工事の仕事に携わっていました」と裕基さんは話します。
そんな裕基さんが会社を継ぐ転機となったのは29歳の時でした。「元々『30歳になるまでに会社を継ぐかどうか決めてくれ。ただし継ぐも継がないもお前の自由だ』と父(佐藤豊会長)から言われていて、その言葉がずっと頭の片隅に残っていました。そして30歳を目前に自分の将来を考えた時に、会社を継いで両親に孝行したい、自分の可能性に挑戦したい、などいろんな感情が湧き上がってきました。それが会社を継ごうと思ったきっかけです」
同社は初代政蔵氏が恵那郡蛭川村(現・中津川市)で石材の採石・加工から会社をスタートさせ、2代目光夫氏はトロミル石の製造、施工を、3代目豊氏は墓石の加工・販売・施工を主の事業として行い、”石”にこだわりながらも時代に合わせ様々な分野の仕事に取り組んできました。
「100年の歴史を大事にしながらも、”自分らしさ”を追求して、今までにない事業を展開していきたい」
樹木葬、海洋散骨など多様化する供養の方法にも対応した相談窓口の開設やシニア世代を対象としたライフサポート事業の展開など新たな取り組みにチャレンジし続ける裕基さん。今後の活躍に期待です。
- 住所
- 岐阜県多治見市生田町1-1-1
- 電話
- 0572-22-2617
0120-25-2617(フリーダイヤル) - 営業時間
- 9:00〜18:00
- 休業日
- 年中無休
- HP
- 「石政佐藤石材有限会社」公式ホームページ
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(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。