マイティラインとは

1年前の3月31日の東京ドーム。小笠原は自身2度目となる開幕投手として…

    • 2024年03月30日(土)
    • ドラ番記者プラール

1年前の3月31日の東京ドーム。小笠原は自身2度目となる開幕投手としてマウンドに上がった。1度目は2018年で球団史上最年少の20歳だった。

「1度目の時はまぐれでやらせてもらったようなものですから。2度目の去年の方が緊張しました。僕、前日はご飯が食べられなかったですもん」。143分の1とはいえ、シーズン最初の1球を投げる責任は務めた者でしかわからない重圧がある。

魂の145球の熱闘。9回の逆転劇を呼び込んだ。涙は自然とほほを伝っていた。試合が終わり、宿舎に戻るとホテルの入口では大野、柳の2人が迎えてくれた。「めちゃくちゃ感激しました。今年の開幕戦は球場に残って見て、柳さんを出迎えようと思います」。シーズンが始まった。今年も竜戦士たちが熱い戦いを見せてくれる。

谷 大平