土生が19日の阪神戦（甲子園）でプロ初登板を果たした。甲子園ならではのリリーフカーに乗って登場かと思いきや、背番号48はベンチからマウンドへと駆け出した。

「行き方が分からなかったんです」とこの時、土生行方不明事件が起きていたのだという。バンテリンドームと同様に、ブルペンから通路を通ってベンチ経由でグラウンドに出ると思い込んだようで、救援陣が送り出そうとした時、すでに土生の姿はブルペンになかった。

車を運転するスタッフは「投げる人はどこですか？」。救援陣も「あれ？　土生はどこ行った？」と困惑。当の本人も「ベンチはどこだ？」と緊張しながら、マウンドへの入り口を探していた。

20日の練習前、「本当はどこから出てくるんですか？」と興味津々だった23歳。その約3時間後、正しい場所からリリーフカーに乗って登場してきた姿を見てひと安心。連投お疲れさまでした。

土屋　あいり