30日のバンテリンドーム。立浪監督と練習を見ていたのはPL学園高の同期で元横浜の野村弘樹さん。2015年から桜美林大硬式野球部の特別コーチを務め、中日のルーキー・土生を大学時代に指導していた。

「きょうもあいさつに来てくれたんだよね」と野村さん。

「大学の時からいい球を投げてましたよ。独立リーグでワンステップ積んだのがよかったんだろうね」と教え子との再会に目を細めた。野村さんに「1球目から丁寧に投げなさい」とキャッチボールの大切さを説かれ、「今でも意識しています。制球がよくなりましたし、平均球速も上がりました」とその効果を実感していた土生。プロ通算101勝を挙げた野村さんの目から見て土生は「本当に優しくいい子。でも少し嫌なやつでいいと思うんですよね」とのこと。新たな”ノムラの教え”もぜひ胸に留めてほしい。

谷　大平