大阪府内で思わぬ人と出くわした。高橋周の兄・恭平さん。駅構内で何となく目が合った。1歩、2歩近づいて…。ハッとしたタイミングは同じぐらいだろうか。どちらからともなく「お久しぶりです」とあいさつした。

「あれ、ここ大阪だよな、って戸惑っちゃいましたよ。仕事で来ました」と地元の神奈川県藤沢市で暮らす恭平さん。記者と会ったのはナゴヤでも藤沢でもない大阪。頭が混乱したのは記者も同じだった。どうやら、脳は目の前の人といるはずの場所をリンクするらしい。

恭平さんの子どもも野球を始めたという。高橋周も所属した少年野球チームで、幼い背番号3の使っていたユニホームをおさがりで着ているのだとか。高橋周2世はどんなプレーヤーになるのかなあ。

川本　光憲