育った環境でゴルフとの距離感は違うものらしい。小学生の低学年で両親と別れた松木平は「ボクなんか、まさかやるなんて思っていませんでした」。初めてプレーしたのは1年目のオフ。自主トレ先で柳に促されるがまま、ラウンドした。スコアは180ほどだったという。

「やるっていっても、球団行事と自主トレ中ぐらいのものです。初ラウンドから3年たちましたが、腕前は…」上達ぶりは内緒。クラブはもらいもの。元プロが使っていたというから、ヘッドは小ぶりで薄い。扱いは難しいのだとか。

「1ラウンドで3球ぐらいです。それがあるから楽しいです」。ティーショットで280ヤードぶっ放す。インパクトできれいに振り抜けて、きれいな弾道でフェアウエーを転がるボールを見れば誰だって気持ちいい。松木平さん、うまくなってくださいませ。

川本　光憲