他のポジションに比べて難しさが見えにくい一塁の守備
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- 2019年09月12日(木)
- ドラ番記者プラール
「バシッ。バシッ。バシッ」。試合前練習で勢いのある球をグラブで受け止める気持ちいい音がグラウンドに響く。一塁で内野ノックの送球を受けている1軍用具担当の平沼さん。「投げた選手に気持ちよく思ってもらえるように、わざといい音を出して捕ってるんだよ」と教えてくれた。
衝撃が直接手に伝わるため、手首の痛みも出てくるがそれも我慢。ホーム用とビジター用と2つのグラブを使い分けていても、どちらもシーズンが終わるころには使えなくなってしまうのだと言う。
現役時代には投手として342試合に登板した平沼さん。「一塁って本当に大変だよ。縫い目の空気抵抗でスライダー気味に変化するボールやホップするボールもあるからね」。確かにU-18のW杯に出場した侍ジャパン日本代表も遊撃手中心のメンバーで内野守備が乱れ、5位に終わったばかり。他のポジションに比べて難しさが見えにくい一塁の守備には見えない苦労があるようだ。
(谷大平)

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