無安打無得点試合の実況、森アナウンサーが心に決めていたこと
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- 2019年09月19日(木)
- ドラ番記者プラール
優勝の時とはまた違う緊張感がナゴヤドームを包んでいた。14日の阪神戦。大野雄の偉業を全員が固唾(かたず)をのんで見守った。
「あんな雰囲気は初めてだったよ!」。そう話したのは試合を実況していた東海ラジオの森アナウンサー。20年近いキャリアの中で無安打無得点試合に立ち会うのは初めて。2011年のリーグ連覇の決まる試合も実況していたが「あの時は最後はずっと歓声がやまなかった。でも今回は雄大の一挙手一投足にみんな注目して、ファウルになるだけで大歓声だもんね」とその違いを教えてくれた。
回を重ねるごとに偉業への期待が高まる中、心に決めたことがあった。「そのワード(ノーヒットノーラン)を出すと安打が出るっていうジンクスがあるじゃない? だからあとアウト6つになるまで言わないって決めてたんだよ」と、8回が始まるまでは言葉に出さなかった。
大野雄本人も語っていた通り、一生に一度の経験。「ほんと、雄大に感謝だね」と興奮気味に話した森アナ。ナゴヤドームに駆け付けた3万6092人のファンにとっても、一生の宝物になったに違いない。
(谷大平)
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