金銭トレードで西武から中日入りした佐藤。記者がぱっと浮かんだのは昨年の交流戦。バンテリンドームナゴヤで行われた5月29日、西武が1点リードだった8回の中日の攻撃だ。

2死一、三塁の好機で大島が打ち上げた三塁ファウルゾーンへの飛球を追いかけ、捕球したままカメラマン席にダイブ。それでもボールは離さずピンチを切り抜けたガッツが印象的だ。

この日の入団会見では、「球場が広い。活気があってファンの応援がすごい印象です」と中日の印象を語っていた。フォトセッションが終わった後に記者の囲み取材が始まる前には、「暑い…」と汗を拭っていた。そう名古屋は暑いのです。

「（名古屋の印象は）暑いな…ぐらいですかね。あまり来たことがない。もっとこれから知っていけたら」。熱い竜党の応援も力に変えてくれるはずだ。

土屋　あいり