日本時間14、15日に開催されたMLBドラフト。高校生や大学生ら、指名される当人にとっては緊張の瞬間だろう。「いつ呼ばれるかドキドキしていた」と振り返ったのはマラーだ。

2016年、ブレーブスに2巡目で指名された左腕。当日はテキサス州の頂点を決める大会の準決勝前日。高校も夏休みのため、監督やチームメイト、家族とスポーツバーのテレビで進行を見守っていた。当時のドラフトは3日間で、初日の各球団の指名は2巡目まで。名前を呼ばれた瞬間は、喜びのあまり涙したという。

MLBドラフトは米国内だけでなく、カナダなどの高校生、大学生、独立リーグの選手も含まれ、ドラフト同期は最大1200人にも及ぶ。その中で夢の舞台にたどり着けるのは、ほんのひと握りだ。メジャーリーガーは怪物ぞろい。異国のドラフト事情を聞き、再認識した。

長森謙介