少しのためらいもなかった。「こうなったのは仕方ないこと。後ろ向きにならずやりますよ。最終的にはセーブ王も取りますから」・・・
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- 2025年08月01日(金)
- ドラ番記者プラール
少しのためらいもなかった。「こうなったのは仕方ないこと。後ろ向きにならずやりますよ。最終的にはセーブ王も取りますから」。7月4日に右肘の故障のため登録抹消となった直後、ナゴヤ球場で顔を合わせた松山が言っていた。
それまで32試合で、防御率1.42、28セーブ。セーブ機会失敗なしと抜群の安定感を誇っていた。昨オフから「抑えになって、最多セーブのタイトルを獲得する」という野望を幾度となく聞いてきた。この離脱はチームにとっても本人にとっても計り知れないほど痛い。いろいろな感情があっただろうが、それをしっかりコントロールできていた。ネガティブな表情も言動も一切なかったことに驚いた。
「肘を強くするために、木の棒か何かでコンコンたたこうかな。たたくと骨は強くなるでしょ」。ホントともウソともとれないテンションで言っていて松山らしかった。ブルペンで投球練習も開始。これも必要な時間だったと言える未来が待っているはずだ。
土屋善文

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