やり返す。その姿勢を来季も貫く
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- 2019年09月30日(月)
- ドラ番記者プラール
「どうせなら抑えてからがよかったなぁ…」
17日、ナゴヤ球場での練習を終えた小笠原がスマートフォンを見つめながらつぶやいた。見ていたのは、その2日前の15日にマツダスタジアムで行われたエルドレッドの引退セレモニーだった。
小笠原の天敵だった。2年目には3打席連続本塁打を浴び、昨季の開幕戦は同点弾を許した。天敵の引退に、安堵(あんど)はなかった。あったのは雪辱の機会がないことへのさみしさ。負けず嫌いはしばらく口元を真一文字に結び、真っ赤な画面を見詰めていた。
やり返す-。その姿勢は今季、色濃く出ていた。4日は一度投げ負けた巨人・菅野に勝ち、27日には敵地・マツダで竜の先発で唯一の白星を挙げた。来季こそ、8年ぶりAクラスを目指す竜の中心に最後までいてくれる。そう信じている。
(長森謙介)

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