2日の阪神戦（バンテリンドームナゴヤ）、阪神・熊谷がプロ8年目で初本塁打を放った。左翼スタンド最前列に飛び込んだ打球は一度跳ねて、グラウンドに戻ってきたが、左翼・細川がスタンドの虎党に投げ返していた。

阪神ベンチは「あっ！」と思っていたに違いないが、細川がその事実に気付いたのは試合後。「その時はプロ1号だと知らなかったんです。試合が終わった後に、『ああ、あげちゃった…』と思って…」

その後、記念ボールはどうなったのか。熊谷がプロ初本塁打だったことは中日球団ももちろん把握済み。阪神側からも中日側に連絡がいき、現地の係員を経由してボールは無事に本人の手元に届いた。このことを細川に伝えると「よかった…」と安心していた。

土屋あいり