プロ野球界では秋が惜別の季節・・・
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- 2025年09月30日(火)
- ドラ番記者プラール
プロ野球界では秋が惜別の季節。毎年各球場で引退試合が行われ、球史を彩った名プレーヤーたちが最後の雄姿を見せている。一方で、最後の対戦相手となる選手も気合が入る。特にストライクが求められる投手への重圧は相当なもの。「あのとき以上の緊張はなかなかない」と振り返ってくれたのは2軍用具担当を務める小熊凌祐さんだ。
プロ5年目の2013年10月3日。敵地・マツダで対戦したのは前田智徳さん。現役時代は表情を変えない”鉄仮面”で通った小熊さんも、この時ばかりは四方からの前田コールに平静を装うのに必死だったという。
淡々とストライクを3球続け、最後は投ゴロに。「球足が速い打球で、とっさに手を伸ばしたらグラブに入ってしまって…。今でも申し訳ない思いですが、前田さんの最後の対戦相手を務められたことは、本当に光栄でした」。12年前の経験は一生忘れることはない。
長森謙介

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