【出版記念インタビュー】 詩人・伊藤芳博さん 詩集『星を拾う』
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- 2025年10月22日(水)
- マイッティーな人
自宅書斎での伊藤芳博さん
多治見市在住の詩人、伊藤芳博さんが10冊目となる詩集『星を拾う』を出版しました
今年7月、詩人の伊藤芳博さん(66・岐阜県多治見市京町)が5年ぶり、10冊目となる詩集『星を拾う』を出版しました。
『星を拾う』は書店、ネットストアなどで購入可能
内容は現在の世界の悲惨な状況について、子どもの視線や寓話(ぐうわ)的な物語を通して書いたもので、「言葉は難しくないけれど、象徴的で抽象性が高いので、読み手が『何だろうなぁ?!』と思うかもしれません」。
伊藤さんは2000年代初頭に2度パレスチナに入域、21篇の中の「瓦礫(がれき)の街」「少年と棺(ひつぎ)」「壁」などはガザ地区を想起するかもしれませんが、「世界の不条理に対してストレートに書いてはいません。詩は作者を離れたら読者のものなので、何か考えてもらえればいいかな」と話します。
2003年、パレスチナで子どもたちと交流
詩人だった父の影響で中学生の頃から詩を書き、高校や特別支援学校などで教壇に立ってきました。多趣味で、ジャズや映画鑑賞、ロードバイクやランニングなどに加え、最近の推し活はYouTubeで注目を浴びた「うぴ子」さんのライブに行くことだそうです。

(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。