「イカ食べましたよ。めちゃおいしかったです」。ドラフト1位指名の青学大・中西を取材した後、感謝を伝えられた。イ力とは中西が仮契約したときにスルメが好物と伝える記事で、会見会場近くのスーパーで、本紙カメラマンが急きょ撮影用に用意したもの。姿干し2枚で2000円ほどというちょっといいやつ。笑顔でかぶりつく写真の撮影を終えると、そのまま持って帰っていた。

「本当は火であぶって食べる用でしたけど、そのまま食べちゃった。それでもおいしかったです」と気に入ったようだ。

スルメは一味とマヨネーズをつけて食べる人も多いが、「僕は何もつけません。いろいろつけてきましたが、一周してそのままがいい」。スルメ上級者の右腕は素材本来の味こそ至高という境地に達したという。

スルメ愛を語るときの右腕は冗舌。気は早いといえるが、中西のプロデュースメニューが出たらこだわりのスルメをそのまま出したりして。お酒との相性は抜群。勝手に楽しみにしています。

加藤慎也