マイティラインとは

ロジンバックに触れない勝野

    • 2019年11月01日(金)
    • ドラ番記者プラール

手につけたロジンバックをフーッと吹く。記者が投手のしぐさでかっこいいなと感じる瞬間の一つだ。写真を撮っても絵になる場面。だが今年1年試合を見てきて全くその瞬間が訪れなかった竜戦士がいる。勝野だ。滑り止めに触るそぶりを一切見なかった。いったいなぜ…?

「手に何かを付けるのって僕は違和感があって…。アマチュアのときからロジンバックはあまり触らないようにしています」。雨の日に登板していても滑り止めに頼ることはなかったという。

普段はのんびりとした雰囲気を醸し出す右腕だが「実は細かいところには気を使います。指先は特に」と意外な一面を見せてくれた。今は腰痛からの復帰を目指しリハビリ中。「戻ったときは滑り止めを塗りまくってるかもしれないですよ」とおどけた勝野の投球が早く見たい。

(長森謙介)