マイティラインとは

少しでもいいものを。ラプソードを試験する竹内スコアラー

    • 2019年11月03日(日)
    • ドラ番記者プラール
ボールの回転数や速度などを測るために設置されたラプソード社の機械(左下)=北谷球場で

オフにもかかわらず、北谷球場のブルペンには竹内スコアラーの姿があった。見慣れぬ数人の人と、機具やタブレット端末をいじっている。そしてマウンドから投球を繰り返していた。

実はこれ、シンガポールに本社があるラプソード社の『ラプソード』という測定機のテスト。この測定機は現在、MLB全30球団が使用しているそうで、日本でも広島が導入しているという。球速に回転数やボール軸、球の揺れ具合などを測定できる。トラックマンと似ているが、トラックマンは軍事用レーダーを活用するのに対し、ラプソードはレーダーとカメラによる映像解析。最大の違いが、重さ10キロほどのため、持ち運び可能で、どこでも測定できるという点だそうだ。

「まだテストです。導入するかは、これからです」と竹内スコアラー。少しでもいいものを-。チームのため、スコアラーも頭を巡らせている。

(島田明)