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沖縄の方に協力を仰ぐ与田監督の真意

    • 2019年11月09日(土)
    • ドラ番記者プラール

沖縄・北谷キャンプで3、4日に行われた“陸上部トレ”。与田監督の発案で、名護市体育協会の陸上競技指導員、新城光さん(45)らを招き、選手らに走り方などを指導してもらった。

与田監督が沖縄の知人を介し、新城さんに頼んだが、ここに監督のこだわりがあった。「できればせっかく沖縄に来ているんでね。沖縄の方に協力していただくのがいいなって思って」

現役時代から沖縄の人には、世話になってきたという思いは強い。キャンプで汗水流した地である。恩返しの意味も含めて、昨年の監督就任時には中日主催の公式戦を1試合でも沖縄でやりたいと望んだほどだ。

新城さんは2日間の臨時コーチを終え、「全力で頑張りました。有意義な時間でした。今後に生かせます」と満足げに振り返った。プロ野球選手と時間を共有したことは、財産となったようす。監督の沖縄への思いが、通じたように感じた。

(島田明)