大蔵にとって激動の1年。難病からの復活。「無駄ではなかった」
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- 2019年11月11日(月)
- ドラ番記者プラール
契約更改が始まった9日。ナゴヤ球場の屋内練習場につながる通路に立っていると、大蔵が「僕が一番目なんですよ」と笑顔で声を掛けてきた。初日の9人で最初に登場。更改後は汗を首下に浮かべながら会見に臨んでいた。
大蔵にとって激動の1年。1月下旬に下半身に正座をした後に感じるようなしびれを感じ、難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」と診断された。手術を受け、リハビリに励むも、今も強度の高いトレーニングをするとしびれを感じる時もある。想像を超える苦労を味わいながらも、今は「野球人生としては棒に振った1年だったかもしれない。でも久しぶりにボールが投げられた時には野球ができる喜びを感じられた。無駄ではなかった」と言える心境にもなったという。
「2月のキャンプインまでにはみんなと同じレベルでできるようになっていたい」。そう話す大蔵の表情はいつも通り明るかった。
(谷大平)

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