2009年、WBC日本代表に落選した栗原コーチがとった行動
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- 2019年11月19日(火)
- ドラ番記者プラール
中日の新スタッフに栗原打撃コーチが加わった時、真っ先に思い浮かんだことがある。それは2009年のWBCでのことだ。33人で行った宮崎直前合宿での最終日に本選へ行く日本代表28人を選出。いわば5人が落選したのだが、その中の1人が栗原コーチだった。
印象深かったのは、無念の通告を受けた直後の行動。合宿中は連日、代表の篠塚打撃コーチを相手に居残りで練習していた栗原コーチは、この時も、同じように篠塚コーチを相手に居残り特打をした。代表の原監督はこの話を耳にすると、すごく感心。翌日、巨人のミーティングに顔を出した際、「こんなに真摯(しんし)に野球に取り組んでいる選手がいる」とGナインに訴えたという。
結果的に栗原コーチは負傷した村田(当時横浜)に代わり、米国での準決勝から代表に招集されて世界一に立ち会った。今度はドラゴンズで、たくさんのことをナインに伝えてくれると思う。
(井上洋一)
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