少年野球の上達にも新聞活用
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- 2018年09月11日(火)
- いいね新聞生活
プロ野球選手は雲の上の存在。そう、まさに太陽のようなものだ。昔、野球少年だった頃、監督から「トップの写真を切り抜いて貼っとけよ!」とよく言われたのを覚えている。トップの写真。それは新聞に載る、プロ野球選手が躍動する写真。投げる、打つ、守るなどの、一球に力をこめた瞬間の写真のことだ。あ!と思う写真を見つけては、せっせと切り抜いてノートに貼り付けた。ノートの数は三冊にも上った。野球がうまくなる過程で、プロの技術を真似ることは大事なことだと思う。ホントは毎日でも球場に足を向けたかったが、そういうわけにもいかない。そこで、てっとり早かったのが新聞にのるトップの写真を切り取っては貼って、何度も見返すということだった。見返してイメージを作る。何度もイメトレを重ねる。でもイメージができると何か上達した気分になる。少しだけ青空に近づいたような、それが楽しかった。野球がもっと好きになった。幸いにも、軟式高校野球大会で全国優勝を果たすことができた。一生の思い出だ。今なら大谷か、はたまた復活の松坂か。普段の練習に少しだけイメトレを加え、この大会に出場した選手達の中から多くの太陽が生まれるのを願っている。
(第42回東濃学童軟式野球大会の開催にあたり作成した“思い出新聞”に寄せた『学童春秋』より抜粋)
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