マイティラインとは

阿部の優しさが滲み出る言葉。岩手県大船渡市の生徒たちに投げかけられる

    • 2019年12月16日(月)
    • ドラ番記者プラール

先日、阿部が岩手県大船渡市の中学校と高校を訪問し、生徒たちと交流した。困難を乗り越えてプロにたどり着いたことを明かす様子は紙面でも紹介したが、実は阿部の生徒たちへの優しさが何より印象に残った。

悩みも含めたさまざまな質問を受け付けた時。大人の目が気になるのか、生徒たちはなかなか手を挙げられないでいた。すると阿部は司会者と相談し、教師や報道陣に教室から退室してもらうよう願い出た。生徒たちが話しやすくする配慮だった。

廊下から教室内は見えた。声は聞こえないものの生徒たちは阿部とすごく楽しそうに話をしていた。本音で話しやすくする、いい気遣いだったと思う。

その阿部は講義でこうも言った。「悩むことは悪いことじゃない。たくさん悩んで相談して、後悔はすると思うが、少しでも後悔の少ない方を選んでほしい」。胸に響く言葉がたくさんあった。

(井上洋一)