マイティラインとは

かつての指導者が語る笠原の姉とラグビー日本代表の稲垣啓太

    • 2019年12月29日(日)
    • ドラ番記者プラール

笠原が地元の新潟市秋葉区で講師を務めた野球教室。20年近くたずさわる三村信行さんが指導する左腕を見ながら、約10年前を振り返った。「お姉ちゃんがうまくてね。それに比べたら祥太郎は普通。目立つことはなかったと思う」

1学年上の姉千鶴さんは女子野球の強豪・埼玉栄高で全国制覇を経験。防衛大では男子に混じって硬式野球部に所属し、女子野球の日本代表候補にも名を連ねた。高校まで無名だった弟とは違い、小学生時代から目を引いていたという。

目立つ子どもはほかにも。三村さんが言及したのは中学まで野球部だったラグビー日本代表の稲垣啓太。「昔から体が大きくてね。子どものころは笑ってましたよ。今は照れくさくてああいう表情をしているんでしょう」。「笑わない男」の秘密に触れた気がした。

(高橋雅人)