マイティラインとは

高木守道さんの1年半前の予言

    • 2020年01月29日(水)
    • ドラ番記者プラール

17日に急逝した高木守道さんは1年半前、ドラゴンズの先行きをこう見通していた。「2、3年後には戦えるチームになる」。2018年は借金15の5位だったとはいえ、7人が規定打席に到達。明るい兆しを感じ取っていたが、そこには条件があった。

「福田や高橋や京田が今を生かして頑張れば。ただ練習しとればいいんじゃない。チャンスをもらっているんだから、どうしたら一人前の選手になれるか、どういう練習をすればいいのかを考えてやる。そういう教育をちゃんとやらなあかん」

昨季は打撃陣に加えて、投手陣でも梅津や山本など若手の萌芽(ほうが)が見られた。「年々、また力をつけたなという形にならんといかん」。大事なのは練習内容と選手の意識。高木さんが予言した「2、3年後」のシーズンが始まる。

(高橋雅人)