マイティラインとは

思わず笑みがこぼれた「フク違い」

    • 2020年02月16日(日)
    • ドラ番記者プラール

ロッテ戦の開始30分ほど前に、与田監督が球場正面で「フク、フク」と呼んでいた。お目当ては近くの部屋にいた普久原(ふくはら)マネジャー。すると、別の方向から「ハイッ」という返事が聞こえて来た。

声の主は、たまたま通りかかった福だった。サブグラウンドから、ちょうどメイン球場にやってきたタイミングだったのだ。緊張の表情で監督の方を見つめていたが、「フク違い」と分かり、居合わせた人たちみんなで思わず笑ってしまった。

「監督直々に『フク』と呼ばれるから『なんだろうな』と思っていたら、マネジャーでしたね」

苦笑いで振り返った福。ありがちな話なんだろうが、監督に突然呼ばれたとなれば、何か重要な話かと考えてしまうのが人情というもの。そりゃ緊張するよなぁ。

(井上洋一)