マイティラインとは

「結構、良い感じで投げられてます」

    • 2020年03月11日(水)
    • ドラ番記者プラール

ファームがオフだった9日も、育成の松田は屋内練習場で午後から橋本とキャッチボールを行うなど練習していた。そんな真面目なルーキーは今、真っすぐの新たな握り方を試している。

キャンプ後に浅尾2軍投手コーチからアドバイスされたのを機に、人さし指と中指の間を狭めるようにした。浅尾コーチは「指にかかりにくいと言っていました。ちょっと指が開きすぎているのもあったので」と説明する。

どのくらい狭めたのかと松田に聞いてみると、わずか0・5センチほどの握りを実演してくれた。真っすぐの握りでは、あまり見たことのない狭さだ。それでも「結構、良い感じで投げられてます」と笑みを浮かべた。

浅尾コーチは「指と指の間が狭くなると、キレは出やすくなります。でも制球が難しくなります」と言う。普通に投げる真っすぐといっても、奥が深い。

(島田明)