２５日の巨人との練習試合（ナゴヤドーム）で“１軍デビュー”した岡林。高卒のドラフト５位ながら、試合では強肩を披露したように、いきなり存在感を発揮した。

そんな期待の星のグラブには、『笑顔』という刺しゅうが施されている。これは岡林の座右の銘でもあるという。もちろん理由がある。

菰野高２年の時だった。「新チームになるときになんとかしないといけないと、責任感を持ちすぎて、一人だけで無理してやっていたんです。そんなとき監督さんが笑顔をもっと見せた方がいいんじゃないかと言って、そうしたらいい方向にいったので」と言う。

それ以来、苦しくても、できる限り笑顔を絶やさないようにしているそうだ。新型コロナウイルスで先が見えない今。ちょっと古いかもしれないが、「とにかく明るい岡林」として、チームを盛り上げていく。

（島田明）