マイティラインとは

一流への近道

    • 2020年03月29日(日)
    • ドラ番記者プラール

「最近ね、なんでプロに入ってきたのかをみんなに聞いてるんだよ」。2軍の練習が終わった後のナゴヤ球場。取材のために足を止めてくれた仁村2軍監督が突然、そんな話をしてくれた。

人よりも遠くにボールを投げられる、打球の飛距離がすごい、足の速さは誰にも負けない。周りと比べ、小さい頃からどこかずばぬけていたからプロの世界に入ってくる。ただし、周りのレベルの高さに圧倒され、自分の長所を見失ってしまう選手もいるのだとか。

「光るものを持って、この世界に入ってきてるわけだから。いいところを見ていかないとだめなんだよね。プロになっても、そこにこだわってやってみろよって言いたいよね」。野球を続けてきた原点。それが、その人にとって最大の長所。そこを磨き上げることが一流への近道なのだろう。

(谷大平)