自動車部品製造メーカー、明和工業株式会社（笠原町）の勝本恵理香さん（28歳）が、令和５年度文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞を受賞しました。

製造部で働く勝本さんが考案したのは、複数部品を同時に組付けられる機械。それまで横1列のレーンで行われていたものを、円状の機械で同時に行うことで、作業時間の短縮と、工場内のスペース低減を実現しました。

中華テーブルから思い付いたアイデアが形になり、約２年前に導入。1日1600個製造される部品のクリップ止めとビス締めの時間が大幅に短縮され、「仕事が時間内に終わるようになった。さらに賞ももらえて、びっくり！」と勝本さんは話します。

同社では、業務改善と個人のモチベーション向上のため社員のアイデアを聞き入れることに尽力。業務部の加藤部長は、「今後も仕事が『やりやすくなった』『楽しくなった』が増えるように」と意気込みます。