日本ハムとトレードでシーズン途中の6月に加わった2人が、攻守で竜を支えている。負傷で離脱した木下に代わってスタメンマスクをかぶり、打撃で中軸を担う宇佐見は、同時に移籍した斎藤の活躍に熱い視線を送っている。

斎藤は、7月4日の初登板から12日の広島戦まで15試合連続無失点を継続。「あいつ自身、なにくそという気持ちはあると思います」。オリックスから移籍して約４カ月でトレードを言い渡された斎藤を思いやる。それに、マウンドでの姿勢に変化を感じている。

アウトを取ったら、グラブをたたいて喜びを表に出す姿に「前は淡々と投げる気持ちだったのに、熱い気持ちで投げるようになったな」。刺激を受け、自身も活躍を誓う。「使ってもらっていることに感謝しながらやっています。出続けるために結果を出さないと」。新天地で輝きを放つ2人から目が離せない。

石曽根　和花