「手作りサイコー!」革製品を作って教えて50年
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- 2025年02月15日(土)
- 偉人伝

自宅で革工芸教室を営む藤野トシ子さん(85)が革工芸に出合ったのは約50年前。友人のバッグを「素敵だなぁ」と思ったことがきっかけでした。ヤマカまなびパークが開館した1997(平成7)年から同施設で教室を開講し、機械の持ち運びが困難なことから自宅に拠点を移しました。
その頃から約25年、藤野さんのもとに通い続ける坂元けいこさん(84・脇之島町)は、「1つ作ると何年も使い続けられ、気に入ったものは作り直しもできる」と、革製品の魅力を話します。
生徒は月に1回、9時から16時までお弁当持参で作品作りに没頭します。藤野さんは、「こんなの作りたい」というものを「大丈夫!」と二つ返事で受け、長年培った知識と経験により指導。「いろんなものができるし、作る人によって全然違うものができあがって、個性を楽しんでいます」とほほ笑みます。

革を薄くする「革すき」を行なう藤野さん

作品は購入可能

(Hasabe Yuko)
月刊紙『マイタウンとうと』ライター。新潟県出身。「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」をモットーに、過去についてくよくよせず、人の文句は言わないように、前だけ向いて生きています。2019年に縁あって多治見市民に。多治見の魅力に触れながら、これからどんな人に出会い、自分がどう変わっていくか、ワクワクが止まりません!