17年間、小泉中学校のブラスバンドクラブの指導者として指揮をとる中嶋さんは、22人の部員と週5日練習をしています。

3年ほど前には中部日本吹奏楽、重奏の部本大会（中部9県）の岐阜県代表チームとして出場するなど、なんとも言えない喜びを感じたそう。コロナ禍で合奏ができなかった時は、リモート演奏を通じ、音楽の楽しさを再認識しました。

中学時代は器械体操クラブに所属し、高校でも続ける予定でしたが、入学後に体操部が無いことに気付きました。軽い気持ちでブラスバンド部に入部し、管楽器のユーフォニアムを担当。1年時には甲子園球場での応援演奏を経験し、2年時には東海大会で金賞受賞という栄冠に輝きブラスバンドの魅力にのめり込んでいきました。　

「練習は練習、遊びは遊び、どちらもメリハリをつけてめいっぱい楽しめるよう見守ります。ブラスバンドでも、体操でも勉強でも自分の好きな事を極めて、自分の物にして欲しい」と微笑みます。他にも多治見市消防音楽隊隊長、多治見市体操協会会長という肩書きを持つ多才な人物です。