2000安打を達成した大島を祝う会が動きだしているという。所属した部活、東京では駒大が、名古屋では享栄高が、ともに企画してくれているのだとか。

「どうあいさつすればいいですかね」。背番号8は苦笑いする。確かに、事前に考えた内容を堂々とハキハキ、マイク越しに語っている姿はパッと想像つかない。

そういえば、8月中旬だった。節目到達前の試合後、大島は名古屋市内の飲食店で巨人・坂本とバッタリ会っている。「大島さん、気をつけてください。ノールックでいきなり振られますから」。すでに名球会員の坂本から、初めて参加する同会総会では必ずあいさつの場が与えられ、それは突然だということを教えられた。

「えっ。ヤッバ…」。戸惑う大島と、それを見てくすくす笑う坂本。大島選手、いずれの機会でもバッチリ決めてください。

川本　光憲