中日新聞 多治見支局
支局長 今村太郎さん
-
- 2024年05月20日(月)
- 偉人伝
部下を育て、多治見の特異性を発信
2024年3月、岐阜支社報道部デスクから多治見支局長として赴任してきた今村太郎さん(49)。
三重県菰野町出身で、報道を目指したきっかけはカメラでした。大学時代に世界30カ国ほどを訪れ、主に人物を撮影。「自分で撮った写真にキャプションを付け、喫茶店の壁に飾ってもらったり、ミニコミ紙に投稿をしたり。人の目に触れ、何がしか人に影響を与えていくことがうれしかった」と話します。
上海支局時代は、尖閣諸島問題で日中関係が悪化、反日デモが起こり、日本人だとわかると道の反対側からペットボトルを投げられたこともあったそうです。
しかし「赴任して長男が生まれましたが、中国人は妊婦や子連れには優しく、長男の名前は日中関係の希望も込めて“優希”と名付けました」と振り返ります。
「多治見は岐阜市に出るには微妙に不便。名古屋とのつながりが強い、県内では特異な場所」。
部下の育成に最も力を入れていて、「記事にして世の中の人に知ってもらう意味を教えています」
(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。