【とうしん美濃陶芸美術館】
NEXT2025 陶芸の裾野を広げて紹介
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- 2025年06月03日(火)
- イベント
陶芸の裾野を広げて紹介 気鋭のアーティスト6人
とうしん美濃陶芸美術館(岐阜県多治見市虎渓山町)では2回目となる東濃エリアをルーツとする若手作家を中心に紹介する展覧会「NEXT2025」が開催中です。
今回はスペース大原(多治見市小泉町)と、GALLERY crossing(ギャラリー・クロッシング。岐阜県美濃加茂市)の推薦による6人の気鋭のアーティスト作品を紹介しています。
企画者の與語小津恵(よご・こずえ)さんは、「二つのギャラリーからの視点を入れることによって、若手作家の新しい感覚で表現した作品を紹介したいと考えました」と企画意図を説明しました。

担当者の與語さん
宇野湧(ゆう)さん(29・京都市)の「細小波(いさらなみ)」は、一見、和紙に描いた絵画のようですが、薄い粘土に風景画を描き焼成した陶を、和紙の上にのりで貼り付けた作品です。
多治見市出身の松永圭太さん(39・岐阜県土岐市)の「蛻(もぬけ)」は、液状になった泥漿(でいしょう)と呼ばれる粘土を形に流し込む鋳込み技法で制作された作品で、精製していない原土を使っているので、地層を思わせるような質感にみえます。
一体どうやって制作したのか質問したくなる完成度の高い作品です。
ぜひご覧ください。
- 会期
- 2025年6月29日(日)まで
- 時間
- 10:00 ~ 17:00
- 場所
- とうしん美濃陶芸美術館(岐阜県多治見市虎渓山町4-13-1)
とうしん学びの丘“エール”内 - 休館日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
- 入館料
- 無料
- @toshin_museum_

(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。