月刊紙マイタウンとうと連載「日本人とお墓」180回記念
石政佐藤石材会長 佐藤豊さん
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- 2025年06月23日(月)
- マイッティーな人
「日本人とお墓の話」連載180回記念インタビュー 日本人のDNAに刷り込まれた先祖供養について

養蜂や釣り、文化的なことなど多趣味な佐藤さん
月刊紙「マイタウンとうと」連載「日本人とお墓の話」の執筆者である、岐阜県多治見市生田町にある石政佐藤石材会長の佐藤豊さん(67)は、大学卒業後に3代目として家業を継ぐことを決め、日本三大石材産地の一つ、愛知県岡崎市で石材加工科のある職業訓練校で学び、同時に石屋に入社し石仏彫刻を修業しました。
27歳で多治見に戻ったところ、2代目である父が珪肺(けいはい。粉じんを吸い込んで肺に付着する病気)で亡くなり、実質家業を任されることになりました。
佐藤さんは約10年かけて「原石から加工、墓石製作、施工まで、全て一貫して自分でできるようになりました」と振り返ります。
40代で、お墓文化研究の第一人者となる故・小畠宏允(ひろのぶ)さんが主催する勉強会に参加し、お墓の本質、日本人の先祖供養の歴史や宗教心など、あらゆることを学んだことが、連載執筆のきっかけとなっています。
佐藤さんは、「今は海洋散骨や樹木葬など選択肢が広がりましたが、お墓ってその時代を反映しています。しかし、手を合わせてなんぼだと思っています」と日本人とお墓についての思索は続きます。

(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。