2025年5月にオープンした「はら佳（よし）」。料理歴30年以上、板前の経験も持つ店主・原田佳和さん（52）が、新鮮な海鮮丼を振る舞います。

場所

JR中央本線「多治見駅」から車で6分ほど。本町オリベストリートにも近く、観光の合間にも立ち寄りやすい立地です。にぎやかな中心部から少し離れた住宅街に、ひっそりと姿を現すお店。「繁華街ではなく、静かなところもいいかな」という思いから、この場所にご縁を感じて決めたそうです。

外観・雰囲気

入り口には提灯が飾られ、野点傘とベンチが並ぶ姿は、まるで昔ながらの茶屋を思わせます。

店内に入ると、海をイメージした紫色の壁紙が広がり、落ち着いた雰囲気に。そこに、アジアンテイストが好きな奥様の好みで選ばれたエメラルドグリーンの壁紙が加わり、爽やかで明るい印象を添えています。和とアジアンが自然に調和した、ちょっと遊び心のある空間です。

看板メニューは「海鮮タカラ丼」

彩り豊かな6種の魚、卵、きゅうりが丼からあふれるほど豪快に盛り付けられています。特に白身魚は、あえて寝かせて旨味と甘味を引き出す熟成魚を使用。仕入れ具合によって魚のネタも変わるため、訪れるたびに新しい味に出合えます。

生魚が苦手な人には、火を通した魚料理が週替わりで楽しめる「本日のお魚ランチ」がおすすめです。

一念発起してお店を出店

子育てもひと段落し、「一生に一度なら」との思いで開店を決意。この辺りで海鮮といえばすし屋しかなかったことから、リーズナブルに食べられる海鮮丼専門店を立ち上げました。「『ここが好きだから通っている』と言ってもらえる常連さんが増えたらうれしい。『今日も来たよ』と声を掛け合える、親しみあるお店にしたい」と原田さんは笑顔で話します。