マイティラインとは

本当にファーストペンギン・・・

    • 2026年08月22日(土)
    • ドラ番記者プラール

「本当にファーストペンギン。まだ戻れるか分からない中だったと思います」。天敵がいるかもしれない海へ、群れで最初に海に入るペンギンにたとえ、「先駆者」を示す言葉。草加はそんな言葉で米時間15日、83歳で亡くなった元MLB投手の左腕、トミー・ジョンさんを表現した。

ジョンさんは1974年、ジョーブ医師が考案した、右前腕の健康な腱(けん)を痛めた左肘に移す手術を受けた。当時、革新的だったオペと前例のないリハビリで復帰をかなえ、通算288勝のうち164勝を術後に挙げた。

今も、その術式は「トミー・ジョン手術」と呼ばれ、草加もプロ1年目に受けた。「成功例が多いので、これで普通に野球ができる」とジョンさんら先人投手たちが切り開いた道があるから前を向けた。「投げられているのも先人たちのおかげです」と感謝は尽きない。竜では中西、森博、育成の梅津らが同手術を受け野球人生を紡いできた。50年以上前のジョンさんの決断と挑戦は、野球界に大きな功績を残している。

加藤慎也