侍ジャパン戦士の中に、幼少期は竜党だったという選手に出会った。ロッテの横山だ。

出身は東京都だが、出生は静岡県。小学1年ごろまで名古屋市内に住んでいたという。物心ついた時には既に野球少年。テレビの向こう側で躍動していたのは、竜の背番号11だった。

「川上憲伸さん。エースはこういうものなんだというのを何となく見て感じていましたね。ナゴヤドームに行った記憶もあります。川上さんの消しゴムも持っていました(笑)」

千葉・専大松戸高から2020年にドラフト4位でプロ入り。サイドスローから繰り出す150キロ超の直球が魅力で、ロッテでは将来の守護神候補といわれる22歳だ。「清水さんにも、ご飯に連れて行ってもらいました。本線も頑張ります」と充実した表情。中日の清水とともに強力なブルペン陣を担ってほしい。

土屋　あいり