高いところが大の苦手だ。飛行機など乗り物は大丈夫だが、周囲が覆われていない状況での高所が非常に不得手ということを再確認させられた。

先日、テレビ愛知の正月特番(来年1月3日放送)の収録取材で来春開業予定の中日ビルへ。オープニングの収録は地上165メートルのヘリポートだった。到着した瞬間に「やばい」と思った。足がすくむし、へっぴり腰に。ただ名古屋を一望でき、とにかく見晴らしは良い。なんだか出演する選手たちを含め、みなさん楽しそう。しかし、自分だけは次の瞬間、何かの間違いで落ちてしまうような気がしてしまう。「余裕でした」という龍空や、自由に行き来しながら写真を撮る高岡カメラマンが頼もしく見えた。

「僕もダメです。怖かったですよ」と言っていたのは柳。しかし撮影中は、そんなそぶりは一切見せず明るく振る舞っていた。マウンド同様、プロのお仕事だった。

土屋　善文