マイティラインとは

移籍後初のフリー打撃となった中田の柵越えは見ることができなかった。…

    • 2024年02月02日(金)
    • ドラ番記者プラール

移籍後初のフリー打撃となった中田の柵越えは見ることができなかった。詳細な理由は1面に記してあるのだが、「僕がルーキーだったらブンブン振って飛ばして『場外何発』という記事が書きたいだろうけど、もう中田翔も大人なので」と言われると、こちらも思い当たる節がある。

ルーキーイヤーの2008年2月1日。記者はまさに沖縄・名護でそんな原稿を書いていた。当時の紙面を開くと「中田ショー、6連発、13本、140メートル弾」と見出しが躍っている。プロ入り初のフリー打撃は36スイングで13発。途中6連発あり、2発の場外弾ありと、とにかくすごかった。

打撃練習を終えると、見ていた観客が立ち上がりスタンディングオベーション。こんなシーンは後にも先にも見たことがない。あの放物線は、これから試合で幾度となく見せてくれることだろう。

土屋 善文