「実家が中日スポーツを購読しています！」。台湾で開催されている「2023アジアウインターベースボールリーグ」を取材中の記者。ある日、NPBホワイトの一員として参加している西武育成の是沢涼輔に話しかけられた。

三重県いなべ市出身の23歳。高校は群馬・健大高崎高に進み、早くに親元は離れたが、今でも実家には本紙が届いているという。

そんな是沢は見ている側が元気をもらってしまうほどのムードメーカー的存在だ。10日、チームの昼食は現地のマクドナルド。選択式でAは「鶏肉の何か」、Bは「ビッグマック」。多くの選手がBを選ぶなか、「チャレンジャー精神」とAを選んでいた。試合前も一番乗りでグラウンドに登場し、黙々とバットを振っていた。元気に奮闘中ですということが地元の方々に届いてほしい。

土屋　あいり